むち打ち症にはどんな治療法があるのか

むち打ち症になると、治療にはどんなものがあるのでしょうか。様々な治療法がありますが、私も含めてあまり知らない人が多いのです。
自分や友人・知人がむち打ち症かもしれないと不安になった方がこのページを見ている場合に役に立つかもしれませんので、むち打ち症の治療法を記載しておきます。

理学療法

理学療法とはいわゆるリハビリですね。運動機能の維持・改善を目的として、電気療法や温熱療法・マッサージなどが行われます。
電気療法とは文字通り、身体に電流を流す療法の事です。身体に電流を流すなんてヤバすぎ…と躊躇する人もいるかもしれませんが、最近では電気屋で低周波治療器が一般的に売られている様に、かなりメジャーな治療法となってきています。
温熱療法とは、身体を温める療法です。お灸などがそうですが、昔から身体を温める事で痛みやコリが改善されるのでよく使用されています。
マッサージは、人の手によって痛い所や凝っている所を直接揉みほぐします。マッサージを受けると身体が軽くなった様に感じます。
むち打ち症はレントゲンでは分からない事が多く、その場合は理学療法による治療が行われる事が多いです。
理学療法に効果を感じる人は、筋肉が拘縮してしまっている人がほとんどです。こういった場合、効果は一過性のものである事が多いので、継続的に通う必要があります。

湿布や塗り薬・飲み薬

とりあえずの応急処置として、むち打ち症の症状が出ている所に湿布を貼ったり、塗り薬を塗ったりします。または飲み薬を飲みます。
しかしこれらのほとんどは応急処置でしかなく、継続して行う必要があります。

ブラッドパッチ

脳脊髄液減少症の様な深刻な症状もむち打ち症として起こる場合があります。この場合には最近登場してきた治療法であるブラッドパッチを行う事で回復する場合があります。
ブラッドパッチとは、髄液が漏れて減少している場合に患者の血液を硬膜と背骨の間にある皮下組織に注入する方法です。血液を注入すると、漏れている所を防ぐ役目を発揮するそうです。
ブラッドパッチを行っている病院はまだまだ少ないのですが、これが一般的になるとむち打ち症が劇的に改善されるかもしれないという事で、とても注目されています。